映画「耳をすませば」を見てきたぞ!
最近映画にハマっています。
コロナ禍もあったのもありますが、3年以上映画館なんて通っていなかったのに・・・。
それもこの「ずっとやりたかったことをやりなさい」のワークを始めてから本当に生活や気持ちや行動に変化が出ているからだと思います。
そしてお家でプロジェクターから卒業?本当に見たい!と思う映画が出てきたので見に行ってきました!
それは実写版「耳をすませば」です。
3年ぶりに映画館で観た映画ですが、とても良かったのでレビューを書いてみようと思います。
そして「耳をすませば」の原作を書かれた漫画家さん・柊あおいさんのおすすめ本も勝手に紹介してみます。
お付き合いいただければ幸いです。
漫画の原作ファンやジブリの「耳をすませば」が好きなら見ないほうが良い?そんなことないよ…!
清野菜名&松坂桃李主演 映画「耳をすませば」実写版
監督・脚本|平川雄一朗
『ツナグ』2012年、『僕だけがいない街』2016年の監督さんですが私はすみませんが初めて見る映画監督さんでした。
原作|柊あおい
「心の声」に耳をすませて「本当に自分は何がしたいの?」ともう一度問いかけるきっかけ。
若いって素晴らしい・・・(笑)
そして昭和世代を生きてこなかった若い世代には、ありえないことが多々出てくるので驚くかもしれない。
若い世代から見れば馬鹿にされるかもしれないけれど、昭和ってこんな感じだった・・・。
昭和世代を生きてきた人には懐かしさと甘酸っぱさと切ない感情がこみあげてきて、今の自分を恥じる可能性もあるし、昔の自分や友人を懐かしむ、そして忘れていたことを思い出すきっかけになるのではないでしょうか。
今の自分はあのころの夢を叶えているだろうか
自分のやりたいことをやれているかな
人に合わせて自分がわからなくなっていないかな
実写化すると現実の人間が出てくるので、漫画やアニメとは違って自分の若い頃を思い出したり、今の自分と比べたりすることができて、アニメとは違った見方ができたように思えます。
映画の中の雫や聖司が悩んでいる事っていまの若い世代も同じなような気がします。
時代が変わっても、年齢が違っても、悩みや不安は同じなのかもしれません・・・。
原作ファンな方もそうでない方も、ジブリや原作とは「比べないで」何も考えずにまっさらな気持ちで飛び込んで観て欲しい・・・。
そして松坂桃李が素敵。これだけでも見る価値あると思います…。
個人的には天沢 聖司役にピッタリだったと思う!
ジブリや原作の「耳をすませば」のファンは見ないほうがいい?
実写版「耳をすませば」を楽しむには初めて見る「耳をすませば」という映画だと思って観る。
もしそれが無理なら見ないことをおススメします!
ジブリの「耳をすませば」も原作ファンからはイメージが違う・・・という評価がチラホラ。
私は漫画の「耳をすませば」を一番最初に読んでとても大好きになったいわば柊あおいファンです。
そしてジブリこと宮崎駿監督も大好き・・・!
なのでこの「耳をすませば」という作品にはとっても深く思い入れのある作品です。
そして実写・・・ともなればジブリの「耳をすませば」ファンからも原作のファンからも厳しく見られてしまう。しかも10年後を実写化でというのもファンからしたら「知りたくない」「自分の想像と違う」のは当たり前になってしまう。
漫画版でも続きがあるけれど今回の映画とは全く違う内容です。こちらは6年後の設定。これはこれで面白いメルヘンチックなお話です。柊ワールド全開。
この原作は物語や音楽など創造すること、見えないものを大切にする・・・そんな夢を語るお話なので。この物語が好きな人も私と同じく「創造すること」や「夢」や「理想」や「芸術」などアートなものが好きな方が多いのではないでしょうか。
この「耳をすませば」という物語にに思入れが深い人はこの実写版「耳をすませば」を娯楽として楽しむことが重要なのかもしれないです。
私は、原作ファンですが、全く別物の映画だと思っています。
ジブリでもなく、原作の漫画でもなく、全く新しい「耳をすませば」という作品が出来上がったと思って観る。そうすると今の自分の現実にあてはめて観ることができました。
主人公の雫の中学生時代はジブリの「耳をすませば」の名残が大分ある気がしたけれど(笑)合えてそういったことを気にしないようにすると、映画の世界にのめり込むことができると思います。
杏ちゃんが歌う「翼をください」、映画のエンドロールは絶対に見よう!
映画館で見ると最後のエンドロールで杏ちゃんの「翼をください」が流れるのですが、これがジブリの「耳をすませば」の実写版のような感じになっています。
個人的にはこのエンドロールがとても好きでした。エンドロールを楽しむのは日本人だけ?と言われていますが。ぜひ映画館のフルスクリーンと良い音で観ることでより印象深く良い作品だった~なんてしみじみ感じることができました。
上の杏ちゃんの弾き語りとってもおしゃれ…。杏ちゃん大好きなのでとっても嬉しい!
こちらが映画用のMV↓こちらの最後に聖司くんがイタリアで路上演奏するシーンは音楽っていいなあ…てあったかい気持ちになります。
疲れた荒んだ心が…?癒される音楽と映像美がこの映画の最大の魅力なのかもしれません。映画館は日常からトリップ出来る貴重な場所です。
もしよかったら映画館に足を運んでみてくださいね。
最後に絶対に読んでほしい!原作・柊あおいさんの漫画を勝手に紹介
大好きな少女漫画家さんである柊あおいさん。
一番有名な作品は『耳をすませんば』と『星の瞳のシルエット』特に星の瞳のシルエットはザ・少女漫画です。
星のかけらをくれた初恋の男の子との再会と友情を描く「星の瞳のシルエット」
『星の瞳のシルエット』に出てくる、主人公の香澄が子供の頃に出会った名前も知らない男の子に「星のかけら」をもらう…というところから始まるストーリー。
この「星のかけら」や「七夕」とか「流星群」など…スピッツ好きな人には刺さりそうな単語が出てきます。
ただ、恋愛もので結構ドロドロしているのでイライラするヤキモキすることこの上ないのでご了承ください…。
音楽を通して惹かれあう二人「銀色のハーモニー」
耳をすませばが好きなら『銀色のハーモニー』がオススメ!
こちらにはピアノが出てきたり耳をすませばの雰囲気に似たところが合ってとてもすてきなんです。
音楽を通して出会い惹かれあっていく恋物語と日常や夢。「耳をすませば」にもチェロが出てきます。こちらはピアノが主役。
ピアノを弾いている男の子は名前は「海」くん。ちょっと藤井風くんを勝手に思い出します…楽しそうにピアノを弾くところなんか風くんのようです。
海が見えたり、階段からりんごが落ちてきたり、買い物袋が紙袋で手に持ってたり、グランドピアノが出てきたり…ちょっと「魔女の多急便」の雰囲気もあって「耳をすませば」の舞台とは違った世界観なのも素敵。
「星の瞳のシルエット」のようにドロドロしていないので、「耳をすませば」の世界観が好きならこちらをおすすめします!
絵本みたいな可愛い世界ととにかくピュアな恋愛物語「乙女こころ夢ごころ」
なんて若くてピュアなんだ・・・このお話は柊あおいさんの初期のころの短編集。どのお話も出てくる紅茶や喫茶店やホットチョコレート、そして浴衣や図書館など、どこかノスタルジック、かわいいくて絵本みたいな世界観や雰囲気がとっても素敵なのです。
全部おすすめですが個人的なおすすめランキング…!
- 乙女ごころ夢ごころ
- 銀色のハーモニー
- 星の瞳のシルエット
今の自分にはまぶしすぎる…そんな作品たちです(笑)
残念ながら絶版になっているのもあるようなの古本屋さんや電子書籍などで読んでいただければと思います。
ぜひ新しい世界を見つけていただければと思います。