今では古本屋といえばブックオフでしょうか。
私は子どものころ、自転車で古本屋さんを巡るのが好きでした。
普通の本屋さんに行くのも好きでしたが古本屋さんの、あの狭い店内に普通の本屋さんにはない積み上げられた古本の数々、新刊の本とは違う香りが立ち込めている店内。
本以外にも雑貨なんかもおいてあったりして、宝探しをしているようで楽しかったのです。
いまでも古本屋さんを巡りが好きなのは変わりませんが、最近では女性の店主がやっている古書店も増え、おしゃれな古本屋さんが増えました。
どちらかというと私が好きな古本屋さんは、神保町などにあるような小さくてエプロンつけたおじさまが怪訝そうにしている小さな街の古本屋さんです。
今回、以前から楽しみにしていた漫画家さん山川直人さんの原画展が行われた「平井の本棚」さんはそんな雰囲気を感じさせる街の古本屋さんでした。
今回はそのお話です。
「コーヒーもう一杯」漫画家・山川直人さんの原画展
以前にもブログでおすすめしていた山川直人さんの原画展。
原画を見れる機会なんてなかなか無いので体調を万全にして絶対に行こうと決めていました。
原画展が行われたのは東京JR総武線平井駅北口から徒歩1分ほどのところにある「平井の本棚」さん。
営業時間は 13時~19時 定休日:月曜日 ※2022年4月現在
臨時休業もあるようなので詳しくはHPをご覧いただいてから行かれることをおすすします。
平井駅には初めて降り立ちました。新小岩や錦糸町が近い駅です。
降りてすぐに左手に見えた小さな街の古本屋さん。ところせましと古本が積み上げられていてお客さんも老若男女。
私が着いたのは午後2時過ぎだったので、山川直人さんの原画展に来られた方もいらっしゃたのだとは思いますが、あきらかにそうでない方もお見受けしたので、いつもの常連さんなのかもしれません。
駅前にブックオフや書店らしきお店は無かったので貴重なお店なのかもしれません。
店内は狭いですがセレクトが個性的。店主さんのこだわりを感じさせるお店でした。
古書店は店主さんの好みが本棚に現れるので見ていて本当に楽しいのです。
コミックや実用書よりも、人文、文芸、歴史、芸術、思想など昔ながらの古本屋さんを継承しているように感じました。
おしゃれな古本屋さんも素敵ですが読み終わった本との縁を繋ぐ出会いの場を設けてくれる、そんな雰囲気です。
そして本の価格もお手頃です。
お支払いにキャッシュレスも対応していました…!
クレジットカード・iD・Quicpay・交通系ICカード・paypay・メルペイ(d払い)…!
レジでのお会計もタブレット。
1階は古本販売、2階はイベントスペースで今回は山川直人さんの原画展と「平井のはみだし古本市」という平井の本棚さん以外の古書店さんの古本たちもこちらで購入できるというイベントも同時開催していたようです。
その季節によってイベントを開催されているみたいです。
私の自宅からは少し遠いのが残念…!近くにある方がうらやましいですね。
山川直人さんご本人に名前入りサイン本を頂けました…泣!
初日に行ったのですが、既に原画はすべて完売…。
小さい原画なら手が届く値段かもしれないと思っていたのですが…泣
ですが原画をじっくりと近くで見れることはなかなか無いのでとても充実した時間でした。
撮影は禁止のようでしたので、平井の本棚さんのTwitterから画像を引用させていただきました。
とても近くでゆっりと見ることができる会場です。
ほかの漫画家さんも今後開催されるようであれば同じように間近で見ることができると思われます。
そして今回は持っていなかったこちらの同人誌の本としおり、ポストカードを購入…!
そしてご本人・山川直人さんがいらしていたのでサインとイラストまで…!名前も入れてくださいました!
ご本人にお会いできて、ただのファンの思いをじっくりと聞いてくださった山川さん。
緊張して恐らく何言ってるんだとろうと思われたかもしれませんが
少しでも同じ時間を共有できたことがこの上なく幸せでした。
感動を与えてくれる作家さんに直接お会いできる機会を与えてくれる場所はなかなかありません。
そしてその時に行ける場所であること、そして行ける健康な体と時間があること。
今回はそのすべてが上手く重なってくれて本当にラッキーだと思いました。
また次回、また今度…いつかではなく、今しかないと思って会いに行ける人には会いに行こう、見に行こう!そう強く思った1日でした。
原画が売り切れてしまった話になったとき、山川さんご本人から今年中に原画販売を行う予定があるというお話が…!
次回こそは…!とせっせと貯金をいそしもうと思います。
山川直人さんの漫画は絶版になっているものもありますが、電子書籍でなら読めるものもありますので、良かったらチェックしてみてくださいね。