JAZZピアノってかっこいいですよね…!
私は吉祥寺にあるサムタイムというJAZZバーに行ったときに真っ白な白髪の女性がかっこよくJAZZピアノを弾いているのを見て「なんて素敵なんだ…!」感動したのをずっと覚えています。
老いていくということにネガティブなことしか思い浮かばなかったその時の自分には、その女性がとても堂々としていて「年を重ねたからこそ滲み出るかっこよさ」を目の当たりにしたのです。
年をとってもかっこよくなれるのは男性で女性で素敵になれるのはほんの一部の芸能人…
そんな風に何もしないで諦めて「男は良いよな…年をとってもモテたりするし…」なんてひねくれていました。
その白髪のご婦人を見てJAZZピアノを習ってみたい…そう思ったのも事実。
今回は初心者でもJAZZ風に弾ける!ビギナー向けの楽譜を紹介してみます。
キャサリン・ロリン「JAZZ!JAZZ!JAZZ!」
気軽にジャズっぽさが出せる!
アメリカのミシガン州出身の4作曲家 キャサリン・ロリンさんによるビギナー向けの楽譜です。
初級者後半から中級者はじめくらいにの人向けの楽譜です。
バイエルで例えるとバイエル後半(下巻)くらいのレベル位だそうですが、バイエルは終わっているはずの私ですがちょっと難しいなあなんて思うことも多々…!泣
ですがバイエルの後半を思うと音符の数も少なく譜読みも断然にしやすいのでバイエル後半ってちょっと面白みがない…ですよね。そんな方におすすめです。
JAZZだけでなくブルースやロックっぽい曲も入っていて全部で15曲入り。
できる限りシンプルな楽譜で、ジャズのテクニックの要素や学べるコレクションです。
[楽譜 スコア] キャサリンロリン ジャズ!ジャズ!ジャズ!より引用
とあるとうり、本当にシンプルな構成ですが弾いてみるとJAZZだ!ってなります。
「ちょっとかっこいいじゃない!JAZZピアノ弾けた…!」って気分になれます!
この楽譜のポイントと、なぜ初心者におすすめなのかを考察してみた
キャサリン・ロリンさんは「シンプルかつ豊かな音の世界」を基盤にされて作曲されているそうです。
難しい曲を初心者向けに簡単にアレンジしてあるピアノの楽譜は、ちょっと何か物足りなかったりしませんか?
確かに簡単じゃないと私のような初心者は弾けませんが、練習してもちょっとモチベーションが上がらない…なんてことも。かといって難しいアレンジ弾けない…ですよね。
ですがこの楽譜を見ると音符の数は少ないけれど弾いてみると、カッコいいのです!
これが「シンプルかつ豊かな音の世界」ということなのか…と初心者ながら思っております。
この楽譜のポイント
●和音進行がシンプル。この進行を基本にすることで即興演奏に挑戦できるようになる
●モダンジャズが学べる
●ジャズ以外のブルースやワルツ、ロックやビーバップなど様々なリズムパターンも学べる
●伴奏のパターンが統一されているので、覚えてしまえば同パターンの弾きこなしが容易
●誰もが一度は耳にしたことのあるサウンド&メロディーなので覚えやすい
[楽譜 スコア] キャサリンロリン ジャズ!ジャズ!ジャズ!より引用
この1冊でJAZZだけじゃなく、ブルースやワルツ、ロックやビーバップも学べるなんてお得だとおもいませんか?
実際、何曲か弾いてみた感想は?
最大のメリットは
上手くなってないけど上手い人みたいに見える!上手くなった気になれる!
そして
楽しく弾ける!
ことです!
しょうもないですけど、バイエルやブルグミュラーなどの基本や技術本ばかりだと、クラシックが大好きならいいけれど、そうでない私にはちょっと気分が上がらないのです。
楽しい!そう思えるにはやっぱりモチベーションが大事だと思うので、クラシックに飽きてしまった初心者の方にはぜひおすすめしたい楽譜です。
私はピアノの先生におすすめされて練習したのですが、当時バイエルの後半を習っていたのですがリズム感が悪すぎで全く出来ず(泣)途中辞めてしまいました。
その後バイエルが終わってブルグミュラーに入ってから再開してみたところ、「あれ…?こんなに簡単だったんだ…」と思うことがあって、自分が少しづつですが上達していることに気づけて良かったななんて思っています。
キャサリン・ロリンさんは何冊かほかの楽譜も出されてるようです。
もしご興味がありましたらぜひ手に取ってみてくださいね!